藤縄 善朗
一般社団法人 日本ミャンマー友好協会 会長
ミンガラーバー!
2021年6月27日の定時総会において会長に就任いたしました藤縄善朗です。
大変に重い任でございます。私に務まるかどうか心許ないところではございますが、お引き受けしたからには精一杯やらせていただきます。仁科克彦前会長同様、お力添えのほどよろしくお願い申し上げます。
現在ミャンマーは大変な苦難の中にあります。2021年2月1日、軍事クーデターが勃発して以来、優に1,000人を超える民衆が殺され、いまだに数千人が拘束されています。家々が焼かれ、多数の少数民族避難民も発生しています。人々の安心は奪われ、経済は疲弊し生活は困窮しています。こうした中で、日本とミャンマーの友好のために取り組んできた私たち日本ミャンマー友好協会も、これまでとは別のステージへの移行が求められています。活動をこれまで以上にアクティブにしていく。そのためには、会員数を増やし財政規模を拡大し、それに見合った組織体制も整備していく必要があります。
本協会は政治団体ではありませんから、自ずから節度ある活動が求められています。しかし最低限、すでに衆参両院本会議で決議された「クーデターは民主化への努力と期待を踏みにじるもので、国軍による現体制の正当性は全く認められない」 「本院は、民主主義を取り戻すために行動を続けている ミャンマー 国民と共にある」という立場は国と共有しております。これまでも、そしてこれからも、ミャンマーの民衆に寄り添って活動を展開してまいる所存です。
クーデター以降の緊急事態にかんがみ、本協会は時宜に応じてZoomセッションを開催してきました。7月6日には、今最も注目を集めているDr.SASAをはじめとする日緬を代表するパネリストの方々をお招きし、3回目のセッションを行いました。今も引き続き次に向けた準備を進めているところです。
4月18日には、「ミャンマー 鎮魂と平和を祈る集い at 増上寺」を実施し、大きな反響を呼びました。
また【緊急支援】として、クーデター下で困窮するミャンマーの民衆支援をお願いし、すでに現地に第一回目の支援物資をお届けしたところです。
これからも、様々な事業に取り組んでまいります。日本とミャンマーの友好関係をさらに豊かで強固なものにしていくために。ミャンマー国民の幸せのために。
新任の理事にも素晴らしい方々をお迎えしました。誠に心強い限りです。
非力な私です。どうか会員皆様お一人お一人の力をお借りするとともに、両国民の幅広いご協力を賜りたく存じます。ミャンマーが苦難を乗り越え新たな時代を築いていけるよう、ともに力を合わせて取り組んでまいりましょう。
チェーズテンバーデー!