2022年度第2回実施報告(緊急支援)

2022年度に実施した1回目のミャンマー支援(3,000,000円)に続き、2022年度2回目のミャンマーへの人道支援(3,000,000円)を実施しました。

1回目は、既報の通り在日ミャンマー人有志によるクラウドファンディング「【クーデターから1年】ミャンマーで困窮する人々に医療・食糧支援を。」から日本ミャンマー友好協会(JMFA)に託された3,000,000円を現地で支援しました。

2022年度第1回実施報告(緊急支援) | [JMFA]一般社団法人 日本ミャンマー友好協会
2回目となる今回は、JMFAに直接寄せられた寄付金の中から3,000,000万円を、下記の支援対象に送付しました。

  1. ヤンゴン郊外の孤児院(寺子屋)への支援(500,000円)
  2. 某Aボランティア団体経由の支援(600,000円)
  3. タイに避難しているCDM関係者(1,000,000円)
  4. 少数民族の避難民など(900,000円)
    1. ザガイン管区の避難民(70,000円)
    2. カレン州の避難民(200,000円)
    3. タニンダイ管区の避難村の医療プロジェット(100,000円)
    4. チン州の村人(300,000円)
    5. カチン州の村人(230,000円)

これらのプロジェクトについてそれぞれ内容をご報告します。

但し、関係するボランティアの方々等の安全を考慮し、一部記述があいまいであったり写真にぼかしが入っていることをご承知おきください。 なお、内容の詳細につきましては、税理士の高橋節男氏より「適正に処理されていた」との外部監査報告をいただいております。

背景など

クーデター以降、寄付により運営されている孤児院(寺子屋)は収入が激減し、子どもたちや教師(僧侶)の生活は極めて厳しい状況にあります。特に雨期においては、子どもたちの健康への影響も懸念されます。最低限の教育環境の確保と、食糧及び医療を提供するために、従前よりつながりを有していたヤンゴン郊外の寺子屋を経由して、緊急支援を行っていく必要があります。

◆プロジェクト概要
  • 活動期間《2022年6月~7月》
  • 実施エリア《ヤンゴン郊外ミンガラドン周辺》
  • 対象者《** Learning School及び他の5つの孤児院(寺子屋)》
  • 支援額《500,000円=7,850,000Kyat米、油、塩、薬などの支援物を含む))
◆証明書(感謝状)及び支援状況写真
感謝状4,000,000kyat
感謝状4,000,000kyat
感謝状3,850,000kyat (5つの孤児院)
洪水で浸水した孤児院
洪水で浸水した孤児院
購入した米、油、塩、薬などのリスト
購入した米、油、塩、薬などのリスト
孤児院への米の分配
孤児院への米の分配

2.某Aボランティア団体経由の支援(600,000円)

(1)ザガイン地方ミャウン郡区の村(150,000円)

MDSGからの感謝状
MDSGからの感謝状
背景など

この村では軍の放火により205軒の民家が焼失してしまいました。住まいを失った村人に一時的な仮設住宅を提供するための支援が必要とされています。

◆プロジェクト概要
  • 活動期間《2022年6月~7月》
  • 実施エリア《ザガイン地方ミャウン郡区の村》
  • 対象者《住まいを失った村人》
  • 支援額及び支援内容《150,000円(仮設住宅数軒の建設)》
◆証明書(感謝状)
◆支援状況写真

(2) カレン州にある避難民キャンプで暮らすCDM(市民的不服運動)の人たち

背景など

クーデターに抵抗し、多くの市民がCDM(市民不服従運動)に参加しました。彼らの多くは弾圧を逃れて避難民キャンプで暮らすことを強いられています。しかし避難民キャンプの生活は、十分な水や食料を得ることもままならないのが現実です。こうした過酷な状況を少しでも改善するための支援が必要とされています。

◆プロジェクト概要
  • 活動期間《2022年6月~7月》
  • 実施エリア及び対象者《カレン州の難民キャンプで暮らすCDM参加者》
  • 支援額及び支援内容《200,000円(食料、医薬品)》
◆支援状況写真

(3)ザガイン管区ミャウン郡区にあるCDM参加の教員達の教育センター(150,000円)

背景など

軍の支配が十分に及ばないこの地域での、CDMに参加している教員たちによる主体的な教育活動に支援します。

◆プロジェクト概要
  • 活動期間《2022年6月~7月》
  • 実施エリア《ザガイン管区ミャウン郡区》
  • 支援対象者《CDM参加の教員と子供たち》
  • 支援額及び支援内容《150,000円(教育活動)》
◆証明書(感謝状)
◆支援状況写真

(4)ザガイン管区***教育センター(100,000円)

背景など

軍の支配に抵抗する地域の人々による主体的な教育活動に支援します。

◆プロジェクト概要
  • 活動期間《2022年6月~7月》
  • 実施エリア《ザガイン管区***》
  • 支援対象者《教育関係者と子供たち》
  • 支援額及び支援内容《100,000円(教育活動)》

※現在、軍の弾圧により村の人達が避難中で、音信不通の状態です

3.タイに避難しているCDM関係者(1,000,000円)

背景など

クーデターに抵抗して多くの国民が市民不服従運動(CDM)に参加しました。彼らはその家族も含め、避難民として軍の目の届かない少数民族支配地域や隣国のタイに逃れています。しかし収入が途絶えたことでその生活は極めて困窮しており、外部からの支援を必要としています。

◆プロジェクト概要
  • 活動期間《2022年6月~7月》
  • 実施エリア《タイ国内のミャンマーとの国境に近い地域》
  • 対象者《CDM参加者とその家族》
  • 支援額《1,000,000円=126,721タイバーツ))
◆証明書(感謝状)
◆支援状況写真

4.少数民族の避難民など(900,000円)

(1)ザガイン管区の2カ所の避難村(70,000円)

◆背景など

ザガイン管区では軍によって家を焼かれ村人は山奥に逃れ生活が困窮し支援を必要としています。

◆プロジェクト概要
  • 活動期間《2022年6月~7月》
  • 実施エリア及び対象者《ザガイン管区の村の2世帯。逃れる最中に牛車から転落して大きな怪我をした92歳の老婆など。》
  • 支援額及び支援内容《70,000円(食料、治療費1,000,000Ks、送金代など77,000Ks)》
◆送金証明

(2)カレン州の避難村への食料品と医療物品(200,000円)

◆背景など

少数民族支配地域を抱えるカレン州は、軍の強い弾圧を受けるため、多くの村人がタイ国境などで国内避難民となっています。避難民としての過酷な生活を少しでも改善するための支援が必要とされています。

◆プロジェクト概要
  • 活動期間《2022年6月~7月》
  • 実施エリア及び対象者《カレン州の避難村で暮らす村人》
  • 支援額及び支援内容《200,000円(食料、医薬品)》
◆証明書

(3)タニンダーリ管区の避難村の医療プロジェット(100,000円)

背景など

ひっ迫している医療状況の改善に向けた医薬品の確保のための支援が要請されている。

◆プロジェクト概要
  • 活動期間《2022年6月~7月》
  • 実施エリアと対象者《タニンダーリ管区の医療関係者と村人》
  • 支援額《100,000円(医薬品購入)》
◆証明証(感謝状)
◆購入医薬品

(4)チン州の村人(300,000円)

背景など

チン州は軍による激しい空爆などに見舞われ、村人たちは命の危険にさらされており、外部からの支援を必要としています。

◆プロジェクト概要
  • 活動期間《2022年6月~7月》
  • 実施エリア《北チン州の村々》
  • 対象者《避難民と子供たちの教育施設》
  • 支援額《300,000円=4,800,000 Kyat》
◆証明書(感謝状)及び支援状況写真

5)カチン州の村人(230,000円)

背景など

カチン州は軍による激しい空爆などに見舞われ、村人たちは命の危険にさらされており、外部からの支援を必要としています。

◆プロジェクト概要
  • 活動期間《2022年6月~7月》
  • 実施エリア《カチン州Alen  Bumにある色々な避難民学校村々》
  • 対象者《* Boaring Schoolの避難民の学校》
  • 支援額《230,000円=4,000,000 Kyat(トイレを建設)》
◆証明書(感謝状)
◆支援状況写真