第5回定時総会・総会記念講演会・懇親会が開催されました。
昨年同様、大井町の品川区施設「きゅりあん」にて、6月2日に第5回定時総会・記念講演会(文化交流セミナー)・懇親会(パーティ)が多数の会員内外の方々の参加を戴き、開催されました。
ご来場いただいた皆様にお礼申し上げます。
総会
総会では議案書の議案すべてが承認されました。
今年は定款に名誉会員に関する条項を追加し、承認されました。また、理事の追加として大地香名子会員の就任も承認されました。
講演会
本会は大阪万博の年にビルマの戦友達により結成された団体が起源となっていますが、この方々の思いを伝えることも重要です。今年の講演会はこのことをテーマとした文化交流セミナーで40名以上の方にご参加いただきました。
講演(1)
講師:遠藤美幸氏
【講演テーマ】戦争の記憶をどう継承するか
―1945年3月のメークテーラー戦とウェトレット村の慰霊祭を中心に―
【講演概要】
「地獄のビルマ」から生還した元日本兵らは、戦後、ビルマへの遺骨収集や慰霊碑の建立に熱心でした。元兵士の戦場体験や現地住民の記憶を紹介し、小さな村の慰霊祭を事例に、次世代への戦争の記憶の継承について考えてみます。
【講師のプロフィール】
慶應義塾大学大学院(経済学研究科)修了。かつて日航(JAL)の国際線客室乗務員時代に、ニューヨーク線の機内で偶然にビルマ戦に従軍した乗客(元兵士)と出会う。その奇縁によりビルマ戦の研究を手がけるに至る。現在、神田外語大学非常勤講師(歴史学)。専攻は、英国社会史、英国女性史、ビルマ戦史。日吉台地下壕保存の会運営委員。不戦兵士・市民の会理事。
【著書他】
『「戦場体験」を受け継ぐということ―ビルマルートの拉孟全滅戦の生存者を尋ね歩いて』(高文研、2014年)
「戦場体験をなぜ聞くのか」『世界』(岩波書店、2016年、5月号)他。
講演(2)
講師:キンエーゲ氏(NHK国際放送局 番組制作ディレクター)
【講演テーマ】戦後から現在まで、そしてこれからの日緬関係について
懇親会
来賓としてミャンマー大使館からDaw Khin Nilar Soe 公使、鶴ヶ島市 市民生活部 オリンピック・パラリンピックプロジェクトチームの柏俣様、橋本様、在日ミャンマー青年学生協会代表のLwin San 様、Myanmar Society のU ?Ta ?Taing ?Hmwe?様はじめ50名の方々がお越しになりました。
Daw Khin Nilar Soe 公使からご祝辞を頂き、鶴ヶ島市 市民生活部の橋本様にはご挨拶かねて乾杯の音頭を取って頂きました。
懇談の途中には、ミャンマージャパン・SEDA東京の河野様、本会親善体である黒宮ニイナ様からもご挨拶を戴きました。
アトラクションは、キンモーモー副会長と留学生ダンシングチームの踊りと民族衣装のファッションショー、すわじゅこ会員による歌の披露で、大いに盛り上がり、料理は、和食、洋食、ビルマ料理と今年からのミャンマービールを楽しんでいただきました。
日時 | 2018年6月2日(土)15:00~20:30 |
会場 | きゅりあん 6階 中、大会議室 (品川区立総合区民会館) 東京都品川区東大井5-18-1 JR大井町駅中央口改札徒歩1分 |
会費 | 正会員(個人会員・法人会員)- 5,000円 学生会員・同伴家族 - 4,000円 一般(会員以外の方) - 6,000円 |